7-1.演劇時評「経済的価値」の迷宮 The labyrinth of "Economic Value" ? or "Worth of Arts" ?

お気に入りの喫茶のアイスコーヒーにも幾ばくかの「経済的価値」が?
8月30日、文化庁のWEBにて「概算要求」が公開されました。
何度も何度も読み返しております。
我々が汗水垂らして稼いだなかから、がばっと徴収されている税金が、文化芸術のためにどのように使われようとしているのか。否、皆のためにどのように使ってもらえるのか。来年度、どのような文化政策が展開されるのか。
言い方はナンですが、国民に対して提示されたプレスリリースと見積書が合体したようなものなので、面白がっちゃっていいと思ってます。知らないキーワードを一つ一つ調べてみるだけでも勉強になりますし、お役人の皆さんが必死で考えた公式文書ですから。
文化行政を背負って立つお偉い方々は何を考えているのか、有り難く拝読させていただけるのも「下級国民」の私としてはへえへえ、もう、ありがたやありがたやと思っておりますん。
とにかく議論をするのにもってこいの題材!ぜひ皆で読み合わせたい!
と思いあまって、毎週木曜22時から、演劇製作者仲間が寄り集まって配信している「ナシゴレンの製作者たちの夜」で取り上げてみたところ、ここ数回の配信のなかでは倍近い再生回数となりました。皆が結構、関心を寄せているテーマなのかも知れない!と、ひとり気を良くしているところです。
ぜひまだ聴いていない。というか、そんなことやってんだ宮澤くん!な人がいましたら、ちょっと聴いてみてください。

皆様たくさん聴いてくださりありがとうございます😊
文化庁が公開した「#概算要求」をベースに我が国の文化政策について勉強した通称「ガチゴレン」は【01:00:00】から!
何度も聴いてね!!
#文化経済部会 #創造的循環 #文化と経済 #文化庁
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どうぞよろしくお願い致します。
今回のレターは配信を終えて、あらためて「文化芸術の経済的価値」についての演劇時評です。
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- モヤモヤしております。
- そもそも文化芸術の「経済的価値」って、端的に「何を」現しているのでしょう?
- 正直「新たな需要や高い付加価値を生み出す」と「質の高い経済活動を実現するもの」という言い方がちょっと上から目線
- 「振興基本法」の時代の「基本方針」
- 2002年(平成14年)に発表した「第一次基本方針」に全部書いてあるやん!
- いよいよ迷宮の出口『「経済的価値」の具体例』ようやく発見!
- そして「投資」のための可視化=文化芸術自らがより強靭になるために
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