6−2.TECH時評「電子書籍ってどうです?」What about e-books ?

いつも肌身離さず持ち歩いています薄くて軽い!そして丈夫!
一度ならず、二度までも。メールレターの原稿を「落として」しまいました。どうもすみません。定期刊行や連載って本当に難しいですね。先に先に原稿を書き集めておいて、定期的にぱっぱっと出していくためにはやっぱり編集者って大事だよなって身に染みて感じます。
そう。
私の大好きな名台詞。
『「芝居」を「公演」にするのが制作者』(fringe)
と同じように「文を本にするのが編集者」なんですよね。マジでリスペクトです。
世の中の編集者の方々、似たような仕事をしている者として心から応援いたします!
と前置きがながくなってしまいました。
私なりにこれからも書き続けたいと思っておりますので、引き続きどうぞご贔屓に!よろしくお願いいたします。

ええ。カフェでドヤってます。いまやMacBookやiPadよりも、Kindleの方がドヤれると個人的には思っています。
電子書籍。
やっぱり本は紙だよ宮澤くん。オレはさ「昭和の人間」だからさ、そういう小難しい、目新しい、パソコンみたいな物には手を出したくないね〜。だいいち読んだ気しないと思うんだよね。などなど。旧来の読書人からはいまだに眉をひそめられていると思います。
物理的な重みや風合い、頁を手繰る実感。所有する楽しみ、お気に入りの書店、書肆、書皮、革のブックカバー、書斎、蔵書印、書見台、本棚。紙の本を取り巻くすべての「物」や「事」が1つの世界を形成しているし、文化なのだよ、と。
わかる。非常によくわかる。
元書店員で元古本屋の店長候補で、本と水と食料さえあれば最低でも一週間はご機嫌に過ごすことの出来る宮澤としても、長年探し求めていた絶版本に偶然立ち寄った地方の古本屋で出会った時のあの感動。1頁1頁、著者だけではなく、前の所有者とも心の会話を楽しんでしまう、あの独特の感覚。電子書籍にゃそんなロマンはありゃせんのよ、と。
「パピルスの昔から、人間は紙に文字を書き、読んで来たんだからさ、いまさら電子的なデータなんかにゃ感動出来んのよ」という思いも強いです。
でも、と。
やっぱり生粋の新しもの好きの宮澤は、電子書籍の話をしたいのです。
実はすでにそんな紙の本至上主義だった宮澤もすっかり電子書籍に「毒されて」おり、雑誌、漫画、実用書を含み、プラットフォームも凸版印刷から生まれたBookLive!、AmazonのKindle、Yahoo!Japanのebook japanの蔵書の合計が1200冊を超えました。
ええ。
どハマりしております。
先日もずっと使っていた初代Kindle Paperwhite という端末が古くなり、バッテリーが劣化してしまったため、Kindle Oasis に買い換えたばかり。週刊誌もNHKテキストも趣味のバイクやキャンプ雑誌もほとんど全て電子書籍。新聞も電子版を購読しています。
何も宮澤だけのことを言っているわけではないと思います。
電車の中でも隣にスマホを凝視している人が座ったら「市場調査」と称してスッと覗き見してみると(どうもすみません)ソーシャルメディアの書き込みをする人とほぼ同じ程度、流行りの漫画や小説を読んでいる人も増えてきております。
そう。
思ったよりもひろく社会に浸透し始めている印象なのですがどうでしょう?
というわけで、今回のTECH時評は宮澤がどのように電子書籍を楽しんでいるのかを中心に「なるほどそれはちょっと良いかも」と思えるような内容にしたいと思います。
そんなに毛嫌いせずにちょいと読んでってちょうだい!