5−1.演劇時評「地方の演劇 Theatre in country side」
まあそんなに杓子定規にならないでおくんなましな。
宮澤一彦
2023.07.08
読者限定

雲にほぼ四角い穴が空いててびっくりしました(本文とはあまり関係ありません)
地方って一体何なのでしょう?
答えることが難しい質問とは、たいてい、問いが間違っているんです。
近藤康太郎著『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』
とは、最近製作者仲間が薦めてくれた文章に関する書籍からの引用です。

https://amzn.to/3rikHgW(※Amazonアソシエイトリンクです)
でもやっぱり問いたくなってしまう。
地方についてより深く考えることで、日本という国のあり方が見えてくる。演劇に関してだって言うまでもないと思うのです。
だからもう一度。
地方って一体何なのでしょう?
宮澤は、現在、ありがたいことに東北地方を巡演中です。常にこの答えられない問いと向き合う日々です。なので今回は地方というキーワードで演劇のことを考え直してみたいと思います。
よろしくお願い致します。
***
この記事は無料で続きを読めます
続きは、5533文字あります。
- 日本の演劇状況を軽くまとめると
- 祈るばかりではいられない
- 劇場がなければ観られない/劇場があっても創らない/劇場?何それ?ウチの地元にあるの?
- ではどうすればいいのでしょう?
- 魅力を語る力
すでに登録された方はこちら