4−1.演劇時評「『教育か演劇か』なの? Should we choose between education and theatre ?」

今回は宮澤がいままで全くと言って良いほど触れてこなかった分野「演劇と教育」について考えながら読者の皆さまと論点を共有して考えて行きたいと思っております。
宮澤一彦 2023.06.10
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なぜ急に?

なんの巡り合わせかわかりませんが、最近ある団体のある役職を任されることになったというのは個人的な事情、そして宮澤が「演劇で生きていきたい」と最初に思ったのが高校二年生の春だったからというがさらに個人的な事情です。すみません。完全に個人的な事情です。このレターは宮澤からの私信なので許してください。

また論点が分散してしまうので、今回は中等教育の後半、高等学校における教育と演劇に絞って考えたいと思います。これも上記と同様に完全に個人的な事情です。なので同じくまったくの門外漢である所謂「児童演劇」の世界や初等教育、中等教育の前半、中学校での芸術鑑賞という領域には踏み込まないつもりでおりますのであしからずご容赦ください。

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続きは、8115文字あります。
  • 宮澤の高校演劇に対する特別な思い
  • 演劇の力
  • 高校演劇は教育か芸術か
  • 鑑賞か創造か
  • 高等学校を地域の拠点に

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